画像:街ガイド

cityguide

家族で楽しむ

グループで楽しむ

白馬の自然に触れる

2023/03/23

初心者必見!スキー・スノボの安全な楽しみ方

毎年世界中からスキーヤー&スノーボーダーが集まる、「スキーの聖地」とも言える白馬村ですが、最近バックカントリーでの遭難事故が相次いで報じられ、スキーやスノボの魅力とともに危険性が指摘されています。

そこで、今回の記事は当ホテル、過去フリースタイル選手として活躍した当ホテルのスタッフOさんに協力していただき、遭難と事故のないウィンタースポーツを楽しむために、スノボ・スキー初心者が知っておきたいこと、持ち物や用具、ゲレンデでのマナー、安全対策についてお伝えします。

スキー・スノボに必要な持ち物

モデルによって変わりますが、スキー用品一式揃えるとだいたい10万円ほどかかります。初心者にとってはかなり高額なので、レンタルを活用するのがおすすめです。

レンタル可能なもの

□スキーセット(スキー板/ブーツ/ポール)
□スノーボードセット(ボード/ブーツ)
□その他:ウェア/ヘルメット

ニット帽・グローブ・ゴーグルなど小物は、借りれないところが多いです。当ホテルのレンタルショップでは購入できますので、ぜひご利用ください。

自分で用意すべきもの

□スキー用靴下
□スポーツ用インナー
□ゴーグル
□グローブ
□帽子(ニット帽または耳当て付きのもの)
□日焼け止め
□身分証明書

なお、ウェアの下は普通の発熱インナーより、吸水速乾性が高く、汗冷えは抑えながらも生地の厚さで保温性を確保できるベースレイヤーの方がおすすめです。

あると便利のもの

□ネックウォーマー
□プロテクター
□ポケットティッシュ
□リフト券入れ

ゲレンデは柔らかい雪面ばかりではなく、アイスバーンと呼ばれるガチガチに凍った状態もあります。転んでしまったり、人とぶつかることもあるので、 ヘルメットの他に、ヒップパッドや膝、肘、手首のプロテクターもあると、より安心ですね。

初心者のスキー場の選び方

スキー場は、国内におよそ500ヶ所あると言われています。白馬村だけでも10ヶ所あります。スキー場の規模やコース数、傾斜角度など様々ですので、自分のレベルにピッタリのゲレンデを選びましょう。

広くて練習しやすい緩斜面が多いところ

まだ方向転換が上手くできない方は、幅が広いコースの方が練習しやすいです。人とぶつかるリスクも減ります。また、急な斜面をいきなり滑るのも怖いので、10~15度の傾斜角度であれば、初心者も滑りやすいのでおすすめです。上級者は非圧雪コースでパウダーを狙う方も多いですが、初心者はちゃんと整備された圧雪コースの方が安心・安全に滑れます。

白馬で初心者向けのスキー場というと、栂池高原スキー場でしょう。コース全体の50%が初心者向けで、広大な緩斜面とたくさんの遊具があって、一日いても飽きることがありません。穴場といえば、白馬乗鞍スキー場ですかね。ただこれは白馬村ではなく、隣の小谷村です。初心者には優しい斜面があります。

アクセスの良いところ

初心者にとっては滑るだけではなく、行き帰りも体に負担がかかります。そのため、アクセスがしっかりしているスキー場がおすすめです。例えば当ホテルは岩岳スノーフィールドや栂池高原スキー場から車で10分程の場所にありますし、各スキー場へ冬季限定の公共シャトルバス(有料)も運行してますのでとても便利です。

スクール・レンタル・アクティビティが充実しているところ

スキーやスノボの上達は、スクールでインストラクターからレッスンを受けることが近道です。また、荷物を減らすためにも、滑ったあと体をリフレッシュするためにも、レンタルショップや日帰り温泉、飲食店などが充実してるところを選ぶと、アフタースキーも楽しめます。

スキー場のマナー

ルールやマナーを守らないと、他人にケガをさせてしまい、重大な事故につながってしまう可能性があります。スキーに行く前にゲレンデでの世界標準ルール「10 FIS RULES」を再確認しておきましょう。

立ち入り禁止エリアと悪天候に注意!

立ち入り禁止区域とは、滑走すると他の人とぶつかる危険があったり、雪崩を誘発するリスク、地形的に危険な箇所があるなどの理由で、スキー場の管理区域内でロープや看板などで立入を禁止している区域です。

ニュースでよく耳にするバックカントリースキーとは、スキー場の管理区域以外で、自然そのままの雪山を滑ることをいいます。基本的には入山届が必要で、必ずガイドをつけていくような場所です。自然の中でパウダースノーや美しい景色を堪能できますが、自然を相手にするためリスクが伴います。全てにおいて自己責任になるエリアなので正しい知識と経験、装備が必要です。

また、強風や雷、吹雪が発生したら、建物などを確認し、できるだけ早く避難しましょう。もし視界全体が完全に真っ白(ホワイトアウト)になったら、慌てて動かないことです。冷静になり、霧が晴れるのを待ちましょう。

もしも事故にあったら、まずあせらずに落ち着きましょう。各スキー場にはスキーパトロール隊が常に巡回していますので、事故やケガの場合、一番近くのスタッフに通報しましょう。念の為、事前にスキー場の各ゲレンデの緊急連絡先をスマホに登録しといた方がいいでしょう!

まとめ

どんなスポーツでも、どんなに上達した方でも、ケガのリスクはあります。せっかくのスキー・スノボ旅行を台無しにしないように、事前準備はしっかりしておいて、マナーを守り、自分の体調や技術、天候や雪質、ゲレンデの混雑状況などに合わせて滑走し、事故防止に努めましょう。

PAGE TOP