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2024/05/28

初夏に咲く透明な花「サンカヨウ」の見頃と見られる場所


雨や朝露に濡れると透ける花「サンカヨウ」。白い花びらがガラス細工のような、幻想的な姿はSNSで話題となっています。今回の記事は、神秘の花「サンカヨウ」の魅力とホテルシェラリゾート白馬周辺の「サンカヨウ」スポットをご紹介します。

サンカヨウってどんな花?

サンカヨウは山地の湿原に生える多年草。別名「スケルトンフラワー」と呼ばれます。「山荷葉」という和名は、「山に生えハスの葉に似ている」ことが由来です。茎に直径2cmほどの白い6弁花を数個咲かせます。当館の散歩道にもサンカヨウが植えられています。植物の名前が書かれていますので、滞在中に散策しながら探してみてください!

サンカヨウはなぜ濡れると透明になる?

乾いているときサンカヨウの花が白く見えるのは、白い色素が含まれているわけではなく、花びらに含まれている小さな空気の気泡が光を乱反射するためです。そこが水で満たされると光の散乱が起きなくなり、透明に見えます。

身近な例では、ティッシュが濡れると透明になったり、白いシャツが濡れて透けたりするのと同様です。しかし、濡れるとすぐ透明になるというわけでもないです。長い時間シトシトとした弱い雨に当たり続けるなど、さまざまな条件が必要です。

サンカヨウの見られる時期はいつ?

開花時期は5月~7月ですが、見頃は天候や地域、生育する場所によって異なります。花期はおよそ1週間くらい、なんとも儚く美しいですね。

サンカヨウが見れるおすすめスポット

サンカヨウは冷涼な高山でやや湿った場所に生息しています。日本では、北海道や長野の山岳地帯、または群馬の尾瀬湿原などで見られます。当館の敷地にある散歩道にもサンカヨウが咲いています。ここからは白馬周辺の「サンカヨウ」スポットを紹介します。

栂池自然園

当館の庭園スタッフが栂池自然園で撮影したサンカヨウの写真です。

標高1,900mの栂池自然園は日本でも有数の高層湿原で、園内には木道が整備されており、様々な動植物を楽しめます。晴れた日には白馬三山や後立山連峰の山々を眺望できます。

白馬五竜高山植物園

標高1515mの白馬五竜アルプス平に広がる植物園です。6月から10月まで300種以上200万株の様々な高山植物を鑑賞できます。7月上旬には幻の青い花「ヒマラヤの青いケシ」も綺麗に咲いています。当館から車で30分ほどで行けます。

野沢温泉スキー場

白馬村から離れますが、野沢温泉スキー場のやまびこゲレンデ内にもサンカヨウの群生エリアがあります。花々と山野草を訪ねてから外湯めぐりを楽しむのもおすすめです。

まとめ

サンカヨウの花言葉は「清楚な人」、「親愛の情」、「幸せ」、「自由奔放」です。雨に恵まれた「幸せ」を探しに出かけてみませんか?透明なサンカヨウに出会うのは難しいかもしれませんが、トレッキングでほかの高山植物を満喫してもいいですね!

※開花期の中でも見ごろは年によって変化するため、最新の情報は各お問合せ先へご確認ください。

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