白馬村の情報を発信します

暗い所で、優しく幻想的な光を放ち、夏の夜の「ホタル鑑賞」は、子供に人気はもちろん、昼間の喧騒に疲れた大人の心を癒してくれるはずです。そこで今回は白馬村にある蛍が見られる名所、条件とマナーを紹介します。

今回紹介するホタルの鑑賞スポットはどれもホテルシェラリゾート白馬から遠くはないので、初夏の時期に、当ホテルに泊まる機会があれば、夜のアクティビティとしてもおすすめです。

長期間に渡り楽しめる！白馬乗鞍高原ホタルの郷

白馬村の隣にある、小谷村の乗鞍高原ホタルの郷の「ホタル公園」は当館から車で8分ほど行けます。ここでは多様な水生生物が生息し、梅雨明けはゲンジホタル、7月から8月末くらいはヘイケホタルが鑑賞できます。整備された遊歩道をゆっくり歩き、小川のせせらぎを聴きながら、ほのかに光を放つホタルを楽しむことができます。

また、入り口にホタルの一生を紹介する看板が設置されていて、夏休みの自由研究のテーマにするのもいいのではないでしょうか。

ワクワクする手漕ぎボートで見学！青木湖の湖上ホタルツアー

皆さんご存知の通り、ホタルは水のきれいな場所しか生息できません。当ホテルから車で25分ほどの距離にある「青木湖」は、湧水と雪解け水で透明度が非常に高くて、穏やかな湖ですので、夜にはボートに乗って湖からホタル鑑賞という珍しい体験ができます。
ホタルが見られる時期は地域と環境によって異なりますが、気温が暖かい年ほど早く見られると言われています。もし今年の見頃に間に合わなくても、青木湖ではカヤック、SUP、キャンプなど多彩なアウトドアアクティビティも体験できますよ。

ホタルを見られる条件

・蛍の活動が活発な時間帯：日没から1時間後くらい
・月明かりがない
・雨上がりで湿度が高い
・風がない

…などの条件が揃うとよく飛び回るので、蒸し暑くて風のおだやかな夜が狙い目です！ちなみに、今年の気温が高くて、白馬乗鞍高原ホタルの郷でのホタルの初見日は5月21日で、ここ10年では最速だったようです。

ホタル鑑賞のマナー

ホタルはとても繊細な生き物ですので、ホタルの幻想的な風景を後世に残すために、下記のマナーを守って鑑賞しましょう！

ホタルを驚かさない

ホタルの光は求愛行動と言われています。そのため、とても光に敏感です。懐中電灯やスマートフォンの画面の明かり、車のヘッドライト、カメラのフラッシュなど注意しましょう。また、ホタルは音にも敏感ですので、大きな音を立てない、騒がないようにしましょう。

環境に配慮を

鑑賞スポットで絶対にタバコなどを捨てないでください。そして、光を発しながら飛んでいるのはオスのホタルで、メスのホタルは葉の上でじっと止まっています。立ち入り禁止のエリアはもちろんですが、草むらに入らないようにすることも大切です。

捕まえない

ホタルの寿命はおよそ1〜2週間と言われています。持ち帰っても直ぐに死んでしまいます。幻想的なホタルの光をこの先も見続けられるように、絶対に捕まえて、連れて帰らないでください。

シェラスタッフからの一押しコメント

・鑑賞できる時期が短いので、親子で見に行けば思い出に残る貴重な体験になりますよね。
・ホタルが乱舞するというより、水辺に控えめに点滅する姿が愛おしいですね。
・ちゃんと整備された散歩道で初夏の風を感じながら、ホタルと星の鑑賞ができて楽しかったです。

まとめ

ホタルの数は年々減っていって、見られる条件が厳しくて、天気予報などを確認して狙って行っても見られないこともあります。もし天気、時期と時間など条件がうまく合えば、こんな神秘的な光景は一生忘れられない思い出になるはずです。デリケートなホタルと環境を守りながらマナー良く楽しみましょう！